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歯周病治療

歯を失ってしまう恐ろしい病気「歯周病」。本格的な治療と定期健診が大切です。

歯周病とは?

歯周病治療

以前は歯槽膿漏と言われていました。正に言葉通り、歯の周りを支えている骨(歯槽)からウミ(膿)が出る病気です。
さらに悪化すると、歯がグラグラと動揺し始め、歯を支えている骨が溶け、歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病は老化現象だと思っている患者様もおりますが、とんでもない!歯周病は、実は細菌感染症なのです!

今は自覚症状のない人でも、虫歯菌と同様に、「親やパートナー、ペットなどから歯周病菌がお口の中にうつっている」ということがあります。そして、45歳を過ぎた免疫力の落ちる頃に、多くの方に症状があらわれてくるので、そんな誤解が生じたのだと思います。喫煙や生活習慣の悪化などから免疫力が低下し、最近では若い方にも歯周病が増加しています。

歯周病の進行図
歯周病の進行図

ご存じでしたか? 歯の病気は人から感染し、血中に入って“死の病”を引き起こします。

歯の病気は人からうつる細菌感染症です

歯周病菌

皆さんはなぜ、虫歯になったり、歯茎から血が出たり、また歯がグラグラになったり、抜けるような状態になるのでしょうか?

お口の中、歯の表面に、歯の汚れのようなもの(左の写真)が付着していることを多くの方がご存じかと思います。一般的に「歯垢(プラーク)」と呼ばれるものですが、実はこれは単なる食べかすなどの塊ではありません。この歯垢を高精度の顕微鏡で拡大して観察すると、この歯垢は実は「細菌の巣」であることが見て取れます。

虫歯、歯周病という代表的な歯の病気は、実はこのプラークに潜む細菌によって引き起こされているものです。細菌が存在しない状態では、虫歯や歯周病は発生しないのです。

では、これらの細菌が生まれた時からお口の中にいるのか、というと実はそうではありません。生まれたばかりの赤ちゃんにはこれらの細菌はいないのです。
実は、これらの細菌は、お箸の使い回し、歯ブラシの接触、キスなどの性交渉などを通じて、他者から感染させられたものなのです。共に生活する人が歯周病などに感染している場合、その他の健康な家族や友人にもリスクが生じてしまうのです。

プラーク
灯台下暗し。感染リスクと全身への影響は“歯科治療時”に非常に高まります。
歯周病菌が存在する状態での出血のリスク
プロ-ビング(歯周ポケット検査)

歯科治療では様々な検査が行なわれますが、歯周病の進行度を測る検査としてプロ-ビング(歯周ポケット検査)というものがあります。歯と歯茎の間の深さを測ったり、出血の有無を判定したりします。多くの医院では安易に行なわれているこの検査ですが、実は歯周病菌はこういった出血から血管に入り込み、全身を駆け巡り全身疾患を引き起こすことになります。

当院では、必ず人体に安全な殺菌機能水を用いて、まず歯の表面に存在する細菌を除菌してから検査を実施し、それにより全身への歯周病菌の拡散を防止しています。

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歯周病菌が引き起こす2つの大きなリスク

日本人の80%が感染している歯周病

口腔細菌感染症の代表格である「歯周病(歯槽膿漏)」は日本人が歯を失う理由として最も確率が高い病気です。
皆さんはこの歯周病が引き起こすリスクについてはご存じでしょうか?このリスクを知ることが、実は健康な生活を送る上での必須条件であるともいえます。

歯周病の大きなリスク、それは、

  • 歯を支える土台となる歯茎の骨を溶かす。 ⇒ 結果的に歯が抜ける。
  • 心臓病、糖尿病、誤嚥性肺炎、血管障害、早産など、死に直結するような全身疾患を引き起こす。

の2つです。

歯周病は、「食べる」という人間の生命に関わる活動を困難にし、且つ、死に直結する病気を引き起こす、まさに「死の病」と言われている恐ろしい病気なのです。

全身への影響も懸念される歯周病

このように、歯周病は全身にも影響を及ぼしていたことがわかりました。
肺炎、食道癌、糖尿病、高血圧、早産などにも関与していると言われています。また、歯茎にも出血から菌が血管に入り、心臓病になると言われています。歯周病の方は、通常の2、3倍心臓病になりやすいことがわかってきました。

歯周病の治療は、患者様の歯周病の進行状態、喫煙などの生活習慣、全身疾患などによって多少方法は異なります。しかし、歯周病にお悩みの方にとって、つらい治療行為であってはならないと考えます。

ふくおか歯科では、わかりやすくお口の状態をご説明させていただき、最良の治療方法をご提案させていただきます。

全身への様々な影響
誤嚥性肺炎との関係 誤嚥性肺炎を引き起こします

病気や加齢などにより飲み込む機能、咳をする機能が衰えてきます。そのような状態で誤って唾液や細菌が気管に入ってしまい、それが原因で起こる肺炎を誤嚥性肺炎と言います。
定期的なお口のクリーニングを行うことで、予防することができます。

心筋梗塞や動脈硬化との関係 細菌が血管へ入り込み心筋梗塞や動脈硬化を引き起こします

歯周病が進行することで歯周ポケットは深くなります。歯周ポケットが深くなることで、歯周病菌は血液中に入りやすくなります。血液中に入ってしまった細菌は、心臓など全身に運ばれ、様々な疾患を引き起こします。

「細菌から体を守るプラークコントロール」 編著 山田了 永末書店 より引用

あなたは、治療の甲斐あって歯周病の症状が改善し、進行を抑えることができ、楽しい会話とおいしい食事を楽しめる毎日を過ごすことができました。
しかし、歯周病が感染症である限り、良い状態が一生続くとは限りません。楽しい毎日を過ごすためにも、定期健診(お口のメインテナンス)と、PMTC(歯のクリーニング)が大切なことを、是非ご理解ください。

歯周病を薬で治す治療「歯周内科」

歯周病菌を直接除去する治療

現在一般的に行われている歯周病治療は、ブラッシング指導やバイオフィルムを除去するなどの歯周組織の清掃を中心に行う治療が中心となっています。しかし、歯周病は感染症ですから、口腔内のバランスが崩れることで歯周病は進行してしまい、歯を失うことになりかねません。

これはとても残念なことですが、歯周病が感染症であるにもかかわらず、歯周病の原因菌への対策を行ってこなかったことが大きな要因といえます。つまり、歯周病の原因菌が判断できれば、歯周病を治すことは可能なのです。

位相差顕微鏡

位相差顕微鏡で細菌を観察。

歯周内科治療では、位相差顕微鏡という特殊な顕微鏡でお口の中を観察し、患者様ごとに異なる歯周病の原因菌・カビの種類を特定します。 そして、特定した細菌から、歯周内科治療が必要かどうか、どのような薬剤が適切であるかを判断します。

歯周病治療による細菌の変化1

治療前

治療後

歯周病を再発させないために

定期健診がとても重要です。

歯周病の改善を目指すには、歯周組織を徹底的に清潔な状態にすることが基本治療です。正しいプラークコントロールを行い、お口の中を清潔に保つ努力がとても大切です。生活習慣を改善して、免疫力の向上に努めましょう。

そして、歯周病を治すためには、地道な努力が必要です。ちょっと良くなったからといって治療を止めてしまったり、生活を戻すと、すぐに悪い状態に戻ってしまいます。「歯周病患者」であることをしっかり自覚して日々過ごしましょう。

歯周病は歯科医院だけ、患者様だけでは治すことのできない厄介な病気です。特に進行してしまった歯周病の場合、ホームケアだけで治すことは不可能です。
ふくおか歯科では、歯周病を改善するために、最大限のご協力をさせていただいております。

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